検品
少しづつ夏に近づき、ムシムシとした熱い季節になってきました。
雨が降ったりやんだりで農家にとってはなかなか作業の進め方が難しい時期です。
今回は雨が降った時の当園の作業をご紹介しようと思います。
現在ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド様にてお取り扱いいただいている100年樹マーマレードの20gの検品について少し書きます。
私たちのような食料加工品を作る者としては検品は非常に大切な作業です。
まず、一番最初に確認するのが、蓋がしっかりとしまっているかです。
蓋は全て私が手で閉めておりますが、万が一にも閉まっていないものがあってはいけない為、
最初に確認します。
蓋がしっかりと閉まっていないと瓶の中の無菌状態が保たれていない為、商品不良につながります。
その次に光を照らして異物が混入していないかを確認します。
幸いにもマーマレードは黄色い為、もし異物が入っていても目立つので判別ができます。
そして次に蓋にへこみが無いことを確認して裏面表記を貼っていきます。
曲がってはいけないので、これも神経を使います。。。。。。
そして最後に賞味期限のシールを裏面に貼って一次検品は終わりになります。
出荷前に再度異物混入の有無をダブルチェックして、初めて出荷するようにしています。
当園では加工施設で製造を行っておりますが、万が一という事もあるので、念には念を入れてこのように検品行っております。
農家だからこそ、食品に関してはしっかりと品質管理をしたものを提供してなければなりません。
もし先方の朝食でご提供した際に商品に異常があれば、そのお客様の楽しいご旅行を台無しにしてしまう
かもしれません。
そうしたことが無いように、一つ一つ緊張感を持って検品しています。
細かい作業ですが、こういった事が食料加工品を作る上では一番大切な作業だと実感しています。
これからも美味しいことはもちろん、安心安全な商品でお客様を喜ばせることができるように
頑張りたいと思います。